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八戸「こどもはっち」で動画配信やリモートサークル 休館中も新たな育児支援

「こどもはっち」で新たな取り組み

「こどもはっち」で新たな取り組み

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 新型コロナウイルス感染拡大防止のため休館が続いている子育て支援施設「こどもはっち」(八戸市三日町)で、動画配信やリモートサークルなど新たな取り組みを始めている。

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 NPO法人はちのへ未来ネットが八戸ポータルミュージアム「はっち」4階で運営する「こどもはっち」は3月から休館続いている。

 施設の休館と共に専任のスタッフが行う相談事業も面談では行えなくなった。電話による相談事業は継続しているものの、関ってくるのはごくわずか。顔を合わせられれば悩みを吐き出せ、気持ちも和らぐが、「子育てに追われ大変」という声が絶えなかった。

 そこで、メールマガジン登録者に手作りのメッセージカードに返信用はがきを同封して送る試みを始めたところ、思っていた以上に反応があった。ネット全盛時代に、はがきや手紙といったアナログの効果があったことに驚き、オリジナルのキャラクターを作り、名前を募集した。

 5月14日からはコミュニケーションアプリLINEによる動画配信を始めた。動画では、手遊びや紙芝居も配信している。5月20日からは、ウェブ会議サービス「Zoom」を利用したリモートサークルの申込みもスタート。緊急事態宣言が解除された後も大人数で集まる事が難しい状況の中で工夫を見せる。

 こどもはっち代表の平間恵美さんは「来館できない子ども達のために、『おたのしみメッセージカード』でオリジナルキャラのかわいいガオ君のカードを作った。返信が届き今までつながってなかったお母さんたちとも、新しくつながることもできてうれしいし、新しい動きができてとてもうれしい。もう少しでこどもはっちも再オープン、これからも皆さんと楽しいことをいっぱいして、新しいつながりをいっぱい作っていきたいと。みんなと会えるのを楽しみにしいる」と話す。

 リモートサークルは事前申込制。子どもの年齢や誕生月ごとに「どんぐりサークル」や「ガオサークル」などの部分けを行う。定員は各組8組。配信時間は20分程度。

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