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八戸市民フィルハーモニー交響楽団が定期演奏会 2年ぶりに開催

定期演奏会

定期演奏会

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 地域の音楽愛好者たちで結成された八戸市民フィルハーモニー交響楽団の第53回定期演奏会が4月11日、八戸市公会堂で開かれた。

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 同楽団は1964(昭和39)年2月に結成、同年11月に第1回の定期演奏会を行った。結成以来ほぼ毎年公演を行ってきたが、昨年は新型コロナウイルス感染拡大防止のために演奏会は中止となった。昨年、演奏会を開けなかったことから、今年は感染対策を行いつつ規模を縮小して演奏会を行った。構成や演奏時間を控えめにして、アンコールも行わなかった。指揮は原田悦雄さん、ピアノは佐藤慎吾さんと山下香織さんが担当した。出演できなかった団員もスタッフとして活躍した。

 通常の定期演奏会では3プログラムで2時間程度の構成となっている。今回は2プログラムでおよそ1時間の公演。サン・サーンス組曲「動物の謝肉祭」では下手側の反射板に演目にちなんだ動物のイラストを投影。終演時にも団員からの感謝の気持ちが投影された。

 客席は感染症対策のため間隔を開けて配置したが、2階席まで埋まり、観客側も1年ぶりの演奏を待ち望んでいたようだった。団員はいつもの黒い衣装に、弦楽器奏者は全員が黒いマスクをして感染症対策を行った。

 同楽団副団長の川村得也さんは「今回の演奏会は、コロナ禍の状況で公演を行うか行わないか、団員の間で討論した結果、『今やらないでどうするのか』という気持ちで、いろいろトラブルを乗り越えながら行った。皆さまのおかげで無事終えることができ、うれしく思う」と話す。

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