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八戸の女子高生が地元の魅力を調査・発信 高校5校と地元企業16社が参加

キックオフミーティングの様子

キックオフミーティングの様子

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 女子高校生の目線で地元の魅力を調査・発信し若者の地元定着を目指す「38(さんぱち)ライフワークプロジェクト」のキックオフミーティングが7月26日、デーリー東北新聞社メディアホール(八戸市城下)で行われた。

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 青森県三八地域県民局が主催し今回で3年目。プロジェクトには八戸市内5校の24人と地元企業16社が参加する。

 生徒は今後、8つのグループに分かれ、各企業を訪問し、社員へのインタビューなどを通じて業務内容や暮らしぶりなどを調査。e-book(電子書籍)やSNS、新聞、FMラジオを通じて情報発信する。来年1月にはその集大成として「魅力共有会」として発表会を開催予定。

 キックオフミーティングでは生徒や企業・業界団体などの関係者が一堂に会し、概要説明や事業内容の説明を行い、ゴールを共有し事業への理解を深めた。

 三八地域県民局地域連携部地域支援リーダーの杉田三生さんは「三八地域は、高校卒業と同時に就職や進学で5割の生徒が県外へ出ていく。その上、製造業の女性の就業率が東北6県の中で一番低いのが実状。女子高生の目線で地元企業の魅力を発見・発信することで、地元で暮らす若者が増えることを期待している」とプロジェクトへの思いを話す。

 キックオフミーティングに参加した八戸聖ウルスラ学院高校2年の岩本ほの歌さんは「電気や鋼鉄などの業界は女性とは縁遠いと思っていたが、企業の方から話を聞いて、設計などは女性でも携わりやすい職業だった。今後企業を訪問するに当たり、自分の経験に生かすとともに、三八地域の魅力を皆さんに伝えていきたい」と話す。

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