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八戸で「インフルエンサーサミット」 10~40代が生配信で地域の未来語り合う

「38(さんぱち)インフルエンサーサミット」に出演したメンバー

「38(さんぱち)インフルエンサーサミット」に出演したメンバー

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 八戸を中心に活動するユーチューバー、ミュージシャン、ラジオパーソナリティーらが地域の魅力や未来を語り合う座談会「38(さんぱち)インフルエンサーサミット」が3月25日、八戸のシェアオフィス「出逢(あ)いと創造の時」(八戸市鳥屋部町)で行われた。

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 当日は10~40代の8人が参加。カードゲームで親睦を深める様子や八戸の未来を語り合う座談会の様子をユーチューブで生配信。伝統文化や地域活性化などについて意見交換した。

 座談会では、白塗り姿の悪魔に扮(ふん)して動画を制作するデビル池崎さんが若者の地元離れを念頭に、「配信者が集う『大人の文化祭』を開きたい。地元・八戸で育った自分たちは地元愛がある。八戸を楽しいところにしていけば、地元を出ていこうと思う人が減るのでは」と意見を述べ、八戸のコミュニティー放送局「BeFM」の番組「JKchan」でパーソナリティーを務めるはなさんが「ラジオの公開収録ができたら楽しいと思う」、ユーチューブチャンネル「MisakinTV」でダンスや歌の動画を配信するMisakinさんが「全員を集めて演技や歌などの動画を撮影し、作品として残してみたい」などと応じた。

 10代の出演者らは、コロナ禍や少子高齢化の影響を受ける地域の祭りや文化について触れた。舘鼻岸壁朝市などで歌を披露する神歌カイさんは「今年は八戸七夕まつりが復活する。中心街の施設等を活用して、自分たちで八戸を盛り上げていきたい」、津軽三味線奏者や歌手として活動するKAGETSUさんは「八戸三社大祭やえんぶりなどの伝統文化は後継者が少なくなっている。ただ見るだけではなく、気軽に体験できる行事ができたら良いと思う」などと話した。

 リモートで出演したブイチューバ―のリンコナさんは「拡散力」について触れ、「まずは拡散力をつけることが自分の第一目標。八戸・青森の文化や素晴らしさを世界に発信すれば、地元で就職する若者も増えるのでは。引きこもり・不登校等の若者は動画を見ることができる。そうした人たちに向けても発信していきたい」と力を込めた。

 企画を担当したKazzzzu!(カズー)さんは「中学生・高校生が地域の文化へのリスペクトを抱く意見を述べる姿や、互いのことを認め合ったうえで接する姿勢を見て、良い場を用意できたと思った」と振り返り、司会を担当した勝手にオブチさんは「今回は話し合いだったが、今後は動きのあるイベントを八戸で開いていきたい」と語った。

 同企画は今後も定期的に開いていく予定。

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