八戸で明治期からの童話絵本展 雑誌「赤い鳥」など140点展示

140点を展示する「赤い鳥」童話絵本展

140点を展示する「赤い鳥」童話絵本展

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 八戸の更上閣(八戸市本徒士町、TEL=0178-22-2260)で9月8日、明治時代から昭和にかけて発行された童話本や雑誌を展示する「『赤い鳥』童話本展」が始まった。

会場の更上閣はレトロな雰囲気

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 同展では1918(大正7)年に創刊した童話雑誌「赤い鳥」や明治時代からの童話本約140点を展示。「風の又三郎」(宮沢賢治)や「一房の葡萄」(有島武郎)の単行本も展示する。

 「赤い鳥」は広島市出身の「児童文化運動の父」ともいわれた鈴木三重吉(みえきち)により創刊。関東大震災による休刊を挟み、三重吉が死去する1936(昭和11)年まで196冊が刊行された。現在でも読み継がれている「蜘蛛(くも)の糸」「杜子春(とししゅん)」(以上、芥川龍之介)、「ごんぎつね」(新美南吉)、「一房の葡萄(ぶどう)」(有島武郎)などの児童文学をはじめ、「からたちの花」(北原白秋)や「かなりや」(西條八十)などの童謡も掲載された。

 会場の「更上閣」は1897(明治30)年ごろに建築された近代和風建築の邸宅で、2003年には国の登録有形文化財に指定された。レトロな建物の一室で開かれる同展は「明治時代にタイムスリップしたような雰囲気」と、同展を主催する三八五交通(同市城下4)の担当者、遠藤達也さん。

 遠藤さんは「明治から昭和初期の童話はモダンで昔ながらの良さがある。表紙や挿絵のイラストが凝っていて、とても美しい。子どものころ学校で習った童話も多くあると思うので、懐かしい気持ちになれる。大正ロマンの香りを感じてもらえれば」と来場を呼び掛ける。

 開催時間は9時~17時(12日は15時まで)。入場無料。今月12日まで。

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