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夏の甲子園で光星学院が3期連続準優勝-地元でも声援

決勝戦の光星学院の試合を固唾(かたず)を飲んで見守る市民

決勝戦の光星学院の試合を固唾(かたず)を飲んで見守る市民

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 8月23日、第94回全国高校野球選手権大会の決勝戦が甲子園球場で行われ、青森県代表の光星学院(八戸市湊高台)と大阪代表の大阪桐蔭が対戦した。

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 光星学院の地元八戸では各地でパブリックビューイングが行われ、多くの市民が熱い声援を送った。市内中心街でも街頭スピーカーから実況中継が流れていたが、市民はテレビにくぎ付けなのか、道行く人は普段より少なめだった。

 このうち、市内中心部の八戸ポータルミュージアムはっち(三日町)でもパブリックビューイングが行われ、市民約130人が応援。ロンドンオリンピック女子レスリング競技の小原日登美選手、伊調馨選手が金メダルをとった試合に続く大一番となった。壁には「がんばれ東北、がんばれ八戸 目指せ“優勝”光星学院」の横断幕が掲げられ、満員となった会場に入りきれず残念そうに立ち去る人の姿も見られた。

 試合は、光星学院のエース金沢選手が何度も満塁のピンチになる苦しい展開。自慢の強力打線も大阪桐蔭の藤浪投手を前に攻略の糸口をつかむことはできず、3点リードされたまま最終回の攻撃に望みをかけた。

 会場の市民は最後まで光星学院の逆転を信じ声援を送り、3番田村が執念のヒットで出塁すると、続く4番北条の打席では大「北条」コールが自然に沸き起こった。しかし、北条はセカンドフライ、続く大杉が三振でゲームセット。市民から「あー」という落胆のため息が漏れ、その後、健闘をたたえる大きな拍手が会場に響いた。

 市内から訪れていた60代の男性は「優勝の瞬間を見ようと会場に来た。結果は残念だったが、夏春夏の3期連続の準優勝は立派な成績。胸を張って八戸に帰ってきてほしい」と話した。

 会場ではその後、「準優勝おめでとう 感動をありがとう 光星学院」と書いた横断幕がスタッフにより掲げられた。

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