八戸で知的書評合戦「ビブリオバトル」予選会 4人が決勝進出

ビブリオバトルの様子

ビブリオバトルの様子

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 八戸市のデーリー東北ホール(八戸市城下)と「はっち」(三日町)で9月16日、知的書評合戦「第4回 ビブリオバトル in 八戸」の予選会が開かれた。

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 ビブリオバトルはお気に入りの本を持ち寄って1人5分の持ち時間で紹介し合い、最も読みたくなった本を選ぶ書評コミュニケーションゲーム。予選会は、高校生、大学生、一般A、同Bの4部門から成り、11月4日の決勝戦進出者を決める。決勝戦では全世代による対決を行い青森・岩手のチャンプ本を選ぶ。

 地元の新聞社「デーリー東北新聞社」が、八戸市が掲げる「本のまち八戸」に賛同し、活字媒体である新聞社として活字文化の振興を図るために2014年から開催する同大会。今回が4回目。八戸学院大学(美保野)も、若者の活字離れの一助になればと共同開催している。

 同新聞社取締役販売事業局長の木村和彦さんは「『本のまち八戸』というフレーズに偽りのない、皆さんの本に対する思いや関わりを上手に発表していた。順位付けするのがもったいないような気がした。ビブリオバトルは場所や人数に関係なく楽しめるゲームなので、広がりを期待している。当社としても、来年以降も続けていこうと考えている」と話す。

 一般の部で「注文の多い料理店」(宮沢賢治)を紹介し決勝に進出した男性は「これまで開催地が遠くて参加できなかったが念願の初参加。アウェー感がある中での発表だったが思いがけず決勝に進出することができた。他の参加者の発表を聞き読みたい本がたくさんある」と話す。

 観戦していた50代の女性は「毎回見に来ているがとても楽しい。自分が読んだことがある本を発表者がどういう風に感じているか予想したり、発表を聞いて読みたくなったりと楽しい時間。決勝ももちろん見に来たい」と楽しそうに感想を話す。

 決勝戦は11月4日13時から、デーリー東北6階メディアホールで行われる。観覧無料(要事前申し込み)。

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