八戸市博物館で特別展「米 育てる・食べる・祈る」 中世の田んぼの資料も

特別展「米」の様子

特別展「米」の様子

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 八戸市博物館(八戸市根城)で現在、八戸市市制施行88周年記念特別展「米 育てる・食べる・祈る」が開かれている。

「あおもり米応援キャラクター」

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 同展は、八戸市の市制施行「88」周年から、「米」の漢字を分解した「八十八」にちなんだもの。稲作が伝来した弥生時代から現代までの八戸市を中心とする青森県南地方の米の歴史を、発掘された米の化石や器、江戸時代の資料、食器、近世の農機具や写真で展示する。館内には八戸が市制を施行した1929(昭和4)年から現在までの年表も掲示する。

 10月8日には、やなせたかしさんが制作した「あおもり米応援キャラクター」の「お米大使ピカピカ」「アオちゃん」「モリくん」も来館し、訪れていた幼稚園児らを喜ばせた。

 同館学芸員の瀧尻侑貴さんは「今回の展示の一押しは、八戸市に中世からあった田んぼの資料。現存している中世の田んぼは国内に3カ所、その中の一つが八戸市の島守にある。期間中は学芸員によるギャラリートーク、講演や体験教室もあるので来館してほしい」と話す。

 開館時間は9時~17時。期間中の休館日は10月16日・23日・30日。入館料は一般=300円、大学生・高校生=150円、中学生・小学生=50円(八戸市内の小中学生、88歳の人は無料)。11月12日まで。

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