八戸でG1活躍馬ウィンバリアシオンお披露目会 今年は牝馬35頭に種付け

往年と変わらぬ雄姿を見せる名馬「ウィンバリアシオン」

往年と変わらぬ雄姿を見せる名馬「ウィンバリアシオン」

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 八戸家畜市場(青森県南部町埖渡)で9月17日、競馬のG1レースで活躍した名馬「ウィンバリアシオン」のお披露目会が行われ全国からおよそ120人のファンが集まった。

名馬「ウィンバリアシオン」のお披露目会には約120人が集まった。

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 ウインバリアシオンは同期の名馬オルフェーヴルらと数々のビッグレースで激闘を繰り広げた。G1レースでは2着が4回とG1制覇こそならなかったものの、その健闘する姿や大きなケガを乗り越えての復活など、全国にファンが多い。昨年の春のレース中に故障を発生し、現役を引退。青森県での種牡馬入りが発表された。

 今年種牡馬1年目のウインバリアシオンは、青森県内などの繁殖牝馬35頭に種付け。産駒は来年2月ごろから続々誕生予定で、産駒が競馬場でデビューするのは早くて2019年の夏。

 お披露目会でのウインバリアシオンは、集まったファンの前をゆったりと周回し、現役当時と変わらぬ雄姿を披露。集まったファンは記念に販売されたキャップを買い求めたり、写真を撮ったりするなどして再会を喜んでいた。

 ウインバリアシオンを所有するスプリングファーム(十和田市)の佐々木拓也さんは「普通の種馬場であれば、忙しい時季でなければ通年種牡馬を見られるが、バリアシオン今いるのは生産牧場なので、防疫の関係などで、いつでも見られる状況にはない。ファンの方からの要望がとても多く、年に一度ではあるが、お披露目会を開催させていただいている」と話す。「G1こそ勝ってはいないが、ファンの多さから言ったら、G1馬と何ら変わりないくらいの馬だと思っている。この馬の良さを伝えられるような子どもも出してくれると思う」とも。

 東京から駆け付けた20代の男性ファンは「お披露目会には去年に続いて参加。現役のころよりも体重も増えたと言うが、あまり変わらない体型は、自己管理ができているのかなと思う。元気な姿が見られてうれしい。東京競馬場の近くに住んでいるのでそこで子どもたちが走っているところが見られれば感無量」と感慨深げに話す。

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