八戸で佐京窯「縄文と猫展」 縄文モチーフにネコの焼き物

左京窯の「縄文式の猫」や「猫の土偶」

左京窯の「縄文式の猫」や「猫の土偶」

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 八戸の「アートギャラリー しるばにあっぷる」(八戸市田向、TEL 0178-38-7070)で12月15日から、「佐京窯」の展示販売会「佐京窯 縄文と猫展」が開かれている。

「佐京窯 縄文と猫展」の会場風景

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 「佐京窯」は佐京三義さんと和子さん夫妻が主宰し階上町に工房を構える。三義さんは周辺に点在する縄文遺跡に興味を持ち「野焼」を研究。縄文時代の火炎土器や土偶の再現を目指し、縄文にちなんだ作品を発表する。弘前大学の縄文晩期の文様研究にも参加し、文様への造詣も深い。和子さんは、女性らしい視線で縄文デザインのコーヒーカップやペンダントをデザイン。縄文土器をモチーフにした現代風アート作品を手掛ける。

 同展では、縄文に造詣の深い佐京さん夫妻の「縄文式の猫」や「猫の土偶」などオリジナリティーあふれる作品30点以上を展示する。「縄文式の猫」には縄文土器風の縄目模様がかたどられたものや、「猫の土偶」では猫の目を遮光器土偶風にデザインするなど遊び心にあふれた作品が並ぶ。

 会場には佐京さん夫妻のこれまでの作品や編みぐるみ作家の山本紀子さんのネコにちなんだ作品も展示する。

 ギャラリーの担当者は「今回は縄文をテーマにしたコーヒーカップや壺、縄文の猫などをたくさん展示している。ペンダントやガーリックポットも展示販売している。作家も会場に顔を出すときがあるので、ぜひ会場で声を掛けてほしい」と来場を呼び掛ける。「まれに留守で閉館の場合もあるので、電話で確認してから来場がお勧め」とも。

 開催時間は9時~18時。土曜・日曜・祝日閉館(12月28日~翌1月3日、2月13日、14日、16日、17日閉館)。入場無料。来年2月28日まで。

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