買う

「コンセプトのつくりかた」-八戸在住、元任天堂Wii企画担当社員が出版

「コンセプトのつくりかた」出版記念で開かれた講演会・パーティー。約50人が集まった

「コンセプトのつくりかた」出版記念で開かれた講演会・パーティー。約50人が集まった

  • 0

  •  

 八戸市在住の玉樹真一郎さんが初めて著したビジネス書「コンセプトのつくりかた」(ダイヤモンド社)が8月2日、発売された

「コンセプトのつくりかた」出版記念講演会で講演する著者の玉樹真一郎さん

[広告]

 同市出身の玉樹さんは大学院卒業後、任天堂へ就職。プログラマーとして入社後、プランナーへ転身。世界で9500万台を売り上げるヒット商品となった家庭用ゲーム機Wiiの企画・開発に携わった。

 2年前の2010年に同社を退職し、故郷である八戸へUターン。「わかる事務所」を設立し、コンサルティングやホームページやアプリケーションソフトの開発、講演活動などを行いながら、人材育成・地域活性化にも取り組んでいる。

 同書は、企業のプロジェクトからNPO活動、学園祭、地域のイベントなど幅広い分野で、何かを始めるときのスタートアップの現場に役立つ内容となっている。

 同書の編集を担当したダイヤモンド社の和田史子(ちかこ)さんは「手描きのイラストやストーリー仕立てにするなど読みやすくするために工夫した。何かを始めようとする全ての人に役立つ内容にしたつもり。表紙の青い色は八戸の海のイメージともぴったり合っている」と話す。

 8月5日には、出版を記念した講演会やパーティーが同市の文化観光施設はっち(八戸市三日町)で開かれた。玉樹さんは「コンセプトのつくりかたのつくりかた」をテーマに約1時間にわたり同書の内容や出版までの道のりを講演。講演後は、集まった50人のファンとともにサイン会や写真撮影など行いながら歓談した。

 玉樹さんは「出版は多くの人との偶然の出会いや縁があったからできたこと。ここまで支えてくれた全ての人に感謝したい。書籍の内容が少しでも読者のコンセプトワークの役立てるとうれしい」と話す。「出版には当初の予定より長い時間がかかったので、実際に出せたことで少しホッとした」とも。

 5日の講演会やパーティーを企画し、同市内で書店を展開する金入(卸センター2)副社長の金入健雄さんは「市内に在住する人がビジネス書を出版することはあまりないことで、とてもうれしい。いろいろな形で応援していきたい。発売と同時に店頭でも大きく展開している」と期待を込める。「市内には他にも頑張っている人がたくさんいる。他にも出版ができる人は多くいるのでは」とも。

 体裁は四六判並製、320ページ。価格は1,575円。

八戸経済新聞VOTE

八戸経済新聞で知りたい情報は?

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース