八戸北高校、「全日本高等学校吹奏楽大会」で審査委員長賞とバンドジャーナル賞

八戸北高校吹奏楽部

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 青森県立八戸北高校が11月12日・13日に「横浜みなとみらい 大ホール」(神奈川県横浜市)で行われた「第19回全日本高等学校吹奏楽大会 in 横浜」に初出場し、審査委員長賞とバンドジャーナル賞を受賞した。

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 同大会は日本高等学校吹奏楽連盟が高校における吹奏楽の発展と向上を図り、芸術文化教育に寄与することを目的に1998年から開催。吹奏楽コンクールとは異なり、ポップスやジャズ、映画音楽などの演奏が可能で、演奏中の振り付けや演出も評価の対象となる。

 19回目を迎えた今回は「JPスーザのマーチ」を課題とし、全国から参加した48団体が、米国の作曲家スーザの中から1曲と自由曲2曲の合計3曲を演奏した。

 初出場した同校からは、1年生・2年生の51人が参加。スーザ作曲の行進曲「美中の美」のほか、樽屋雅徳作曲「斐伊(ひい)川に流るるクシナダ姫の涙」、ベレスブラード作曲「マンボNo.8」を披露した。

 今回の出場は、吹奏楽部の活躍を通して学校全体に明るい話題を与え、生徒一人一人を元気にしようと、同校同窓会・後援会の呼び掛けで実現。演奏した曲のうち「マンボNo.8」は、同校吹奏楽部の文化祭や定期演奏会などの定番曲で、生徒たちにもなじみがある。

 同部にとって3年生の引退後の新体制の中で初めて取り組んだ今大会。顧問の高谷浩子教諭は「演奏力や表現力に迷いを抱えながらも懸命に練習を続けた。慣れない場所、タイトなスケジュールの中、生き生きとした演奏を披露し、入退場も笑顔で良かった」と振り返る。

 同部部長でユーフォニウム担当の苅間澤(かりまざわ)咲月(さつき)さんは「初めての参加だったので、こういった賞をいただけるとは思っていなかった。生き生きとした演奏が評価され受賞に至った。評価していただけた部分をもっと伸ばして行けるようにこれからの練習を頑張っていきたい」と話す。

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