八戸の寺院で「なかじまみか楽団」コンサート 被災地の現状を伝え続ける

「なかじまみか楽団 かたりうた」の様子

「なかじまみか楽団 かたりうた」の様子

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 八戸市の寺院「廣澤寺(こうたくじ)」(八戸市類家2)で6月12日、寺院での音楽コンサート「なかじまみか楽団 かたりうた  ~刻~」が開かれた。

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 同楽団を主宰する中島美華さんは、青森県南地方を中心にパーソナリティー、リポーター、歌手として活動。「かたりうた」は、リポーターとして東日本大震災の被災地の現状を目の当たりにし、それを多くの人に伝えたいとの思いから始まり、今回で7回目。

 本堂で行われたコンサートは昼夜2回公演。当日はあいにくの雨空だったが、両公演ともほぼ満席。寺院の本堂がライトアップされ不思議な空間として浮かび上がる中、オリジナル曲を中心に2時間弱のライブを6人のメンバーと共にやりきった。アンコールに演奏した「八戸小唄」では、客席が声をそろえて「ハーヨーイヤサ」と合いの手を入れ大盛り上がりとなった。寺院ということで前回は封印したフォルクローレも2曲披露した。

 なかじまさんは「東日本大震災きっかけにスタートした『かたりうた』も今年で7回目。毎年毎年の3月11日の蕪島(かぶしま)海水浴場で一緒に過ごす皆さんとの会話のことなどお話させていただいている。今後は弘前公演・青森公演と続く。青森県内の皆さんに、あの震災で大変だった人たちが7年たった今、どんな思いで過ごしているのか、これからに対してどんな思いを持っているのか、それを生の言葉でおしゃべりしつつ、歌声とともに心ほぐすひとときを届けに行きたい」と話す。

 「かたりうた 七」は6月17日に宝積院本堂(弘前市西茂森)で弘前公演、同22日に正覚寺本堂(青森市本町)で青森公演が行われる。前売り券は、大人=2,500円、高校生以下=1,500円。当日券は500円増。

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