青い森鉄道の目時駅-八戸駅間の開業10周年を記念して12月1日・2日、記念イベントが開催される。
同鉄道は2002年12月1日、東北新幹線盛岡-八戸間の開業に伴い目時駅-八戸駅間で開業した。2010年に東北新幹線が新青森駅まで延伸したのに伴い、現在は目時駅-青森駅間で青い森鉄道線として旅客運送を行っている。
イベントでは、八戸駅では青森鉄道むすめの「八戸ときえ」グッズを販売。商品は手拭い(840円)、グラス(420円)、フィギュア、せんべい汁(以上1,050円)など。アテンダントとのゲーム大会も予定する。三戸駅では同鉄道発生品(鉄道用品)として、レールを輪切りにした文鎮や駅名標などを販売。レールや道路を走る高所作業車「軌陸車」の展示・乗車体験も行う。剣吉駅では「青い森鉄道沿線うまいもん博覧会」を開き、沿線の名物を調理販売する。両日、同鉄道のラッピング車両は全て「八戸ときえ」ヘッドマークをつけて運行する。
イベントに合わせ、目時駅-八戸駅間のフリー乗車券「メハチパス」も販売。両日のいずれか1日同区間の乗り降りが自由で、料金は700円(子ども350円)。同パスは同区間が名前の由来である「八戸ときえ」のデザインだ。
同鉄道企画広報部企画広報課の鴨澤毅朗さんは「皆さまに支えられて10周年を迎えることができた。イベントは日頃の感謝の気持ち、少しでも恩返しできれば。イベントをやっている駅のスタンプラリーで記念グッズもプレゼントするので、この区間になじみのない人もこの機会に乗車してもらえれば」と来場を呼び掛ける。
イベント開催時間は、八戸駅=1日9時~16時30分・2日9時~15時、剣吉駅=1日10時~15時、三戸駅=1日10時~16時。入場無料。