八戸で名産品のサバとイカを使った新しい土産品「三陸海鮮 うみねこのたまご揚げ」が12月3日、発売された。
同品は、八戸の名勝地で国の天然記念物にもなっている「蕪島(かぶしま)」のウミネコの卵がモチーフ。イカやサバのすり身をかまぼこ風スケソウダラの白い皮で包んだ。パッケージも開けたときにウミネコの卵の巣に見えるように工夫を施す。
開発・販売するのは観光振興や地域活性化のプロデュース活動に取り組むNPO法人「ACTY(アクティ)」(八戸市番町)。同NPOはこれまでにも、蕪島の悩みの種であるウミネコのふんを逆手に取り、それをモチーフにしたクッキー「八戸うみねこバクダン」などのユニークな土産品を開発・販売している。
「うみねこのたまご揚げ」は同NPOが営業するカフェで提供していたが、評判が良かったことから「ウミネコシリーズ」として土産品として販売することになった。
同NPO副理事長の坂本綾子さんは「イカもサバも八戸を代表する食材。土産を通じて八戸や蕪島のことを知ってくれる人が増えるとうれしい」と話す。
価格は2個入り(イカ・サバ各1個)600円。街カフェみなと(番町)、八食センターしんぼり(河原木)などで販売。同NPOのホームページでは通信販売も行う。