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八戸線に全席レストラン列車、今秋運行-東北の食・アート・景色を味わう

列車のエクステリアデザインは「デザイン、食、アート」がコンセプト(検討中のイメージ=JR東日本提供)

列車のエクステリアデザインは「デザイン、食、アート」がコンセプト(検討中のイメージ=JR東日本提供)

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 JR東日本は今年秋から、デザイン・食・アートな「新しい東北を発見・体験」するレストラン列車「Tohoku Emotion(東北エモーション)」を八戸線で運行する。2月5日、発表した。

ライブキッチンでは乗客の目の前で調理する(検討中のイメージ=JR東日本提供)

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 気動車のキハ110系を改造した同列車は3両編成で48人乗り。1両をライブキッチンとして使い、1両を28人乗りのコンパートメント個室席、1両を20人乗りのオープンダイニング席とする。

 ライブキッチンでは乗客の目の前で調理を行い、料理を味だけでなく視覚でも楽しむ。具体的なメニューについては検討中だが、地元や地域の食材を積極的に使う予定という。

 運行は2013年秋以降を予定し、年間150日程度の運行を予定している。当面は八戸線の八戸-久慈間で運用し、徐々に他のエリアにも拡大していく予定。

 列車のエクステリアデザインに、イタリア人以外で初めてフェラーリのデザインを手掛けたデザイナーの奥山清行さんを起用するなど、日本を代表するプロジェクトメンバーがプロデュースする。列車内アートは近隣の十和田市現代美術館が担当する。

 地元食材を活用した全席レストラン空間という被災地を走る新しいタイプの列車は、観光面からの復興支援や地域の活性化を大きくサポートすることになりそうだ。

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