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八戸線「全席レストラン列車」、インテリアデザインは東北伝統工芸をモチーフに

オープンダイニング車両となる3号車のイメージイラスト

オープンダイニング車両となる3号車のイメージイラスト

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 JR東日本が5月8日、八戸線で秋に運転予定の全席レストラン列車「Tohoku Emotion(東北エモーション)」の監修者やインテリアデザインを発表した。

ライブキッチンスペース車両となる2号車のイメージイラスト

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 「デザイン」「食」「アート」「景色」などで新しい東北を体験し、「列車に乗ること自体が旅行の目的」となることを目指す同列車。列車はキハ110系を改造し、全席がレストラン空間となる。

 メーンコンテンツの「食」のメニューの監修は、「アロマフレスカ」(東京都中央区)オーナーシェフの原田慎次さん、「ロレアール」(岩手県奥州市)オーナーシェフの伊藤勝康さんが担当。当初の半年を原田シェフ、次の半年を伊藤シェフが担当し、季節に合わせてメニューを変更する。

 インテリアデザインは、7室のコンパートメント個室を持つ1号車では、壁面ファブリックに「刺子織」(福島県)をモチーフにしたものを用いる。ライブキッチンスペースの2号車は、キッチン背面に「こぎん刺し」(青森県)、カウンター壁面に「南部鉄」(岩手県)、「南部姫毬(まり)」(青森県)のモチーフを用い、オープンダイニング車両の3号車では、床が「こぎん刺し」、照明には「琥珀(こはく)」(岩手県)、什器(じゅうき)の仕上げ材には「雄勝硯(すずり)」(宮城県)を用いる。列車内の随所に東北の伝統的な工芸技術をモチーフに用いる。

 同列車は今秋から、八戸線の八戸~久慈駅間で運転予定。三陸復興国立公園の指定や久慈市がロケ地のNHK朝の連続ドラマの「あまちゃん」とともに同地域の復興支援や地域活性化の大きな目玉となりそうだ。

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