学習塾「Jucool（ジュクール）」が6月、八戸市青葉にオープンして3カ月がたった。

　八戸市を中心に29年間、英語教師として中学校に勤め、2023年に退職した吹越さんが代表を務める。長年英語を教えてきた経験を生かし、指導コースは小学5、6年生と中学生を対象にした「英語学習」「自律学習」など全4コースを用意する。

　吹越さんは「教員時代は時間に追われていた。学びなおしを応援したり、生徒の勉強のペースに合わせたサポートをしたりできる場所があればと思っていた」と話す。「英語の学習に加え、保護者、児童、生徒、教員などが気軽に話せる場を作りたいと考えた」とも。

　学び方の習得に重点を置き、児童・生徒が義務教育を終えた後も勉強を継続できるようサポートするほか、小中学生やその家族、小中学校関係者を対象にした教育相談も行う。学校関係者からは、児童や生徒への対応方法、授業や学級の運営などの相談を受け付ける。「頑張っている先生を応援したい」と吹越さん。

　吹越さんは「教員になってから勉強の大切さが分かった。子どもたちにはさまざまな可能性があり、適切な環境によって可能性は引き出される。子どもたちが自分を信じてたくましく生きる手伝いをしていきたい」と意気込む。