食べる

十和田にジェラート店「キビジェラート」 手作りの味を週替わりで提供

来店を呼びかける久慈拓路さん・日和さん夫婦

来店を呼びかける久慈拓路さん・日和さん夫婦

  • 2

  •  

 ジェラート店「KIBI GERATO(キビジェラート)」(十和田市西二番町)が8月15日にオープンして1カ月がたった。

提供するジェラートの一例

[広告]

 久慈拓路(ひろみち)さん・日和さん夫婦が営み、青森県産の牛乳や十和田市産の野菜、果物を使ったジェラートが売りの同店。

 久慈さん夫婦は東京で暮らす中で「自然豊かな場所で子育てがしたい」と感じ、日和さんの出身地の十和田市に移住。家族で市街を散策中に八甲公園を見つけ、近くでジェラート店を開くことを決めたという。店名の「キビ(=喜日)」は久慈さん夫婦が考えた「喜びの日」を意味する造語で、「大人も子どももジェラートを食べて喜びを感じてほしい」との願いを込めたという。

 ジェラートはミルク、チョコ、ナッツ、チーズ、ヨーグルトなど100種類以上のフレーバーから8種類を週替わりで提供する。メニューは2種類のジェラートをカップに入れて提供する「レギュラー」(700円)のほか、3種類の「ラージ」(800円)、小学生以下向けの「キッズ」(500円)を用意した。

 季節に合わせたフレーバーも用意。現在は、トマト、カボチャ、トウモロコシなどの夏野菜や、「リンゴバジル」「トマトバジル」などのバジルを使ったジェラートも提供する。

 ジェラートは全て、イタリアで作り方を学んだ拓路さんがイタリア製の古い手動のジェラートマシンで製造する。「完成するジェラートは空気の含有量が少なく、濃厚な食感になる。手作りなので食感を調整することもできる」と拓路さん。作りたてに近い味や食感を楽しんでもらおうと、店頭のショーケースをフレーバーごとに分け、空気や光に触れる時間が短くなるよう工夫しているという。

 客席は、ソファ席、テーブル席、カウンター席、テラス席合わせて36席。屋外にベンチシートも用意する。晴れた日は近くの八甲公園でジェラートを楽しむ客の姿もあるという。

 拓路さんによると今後、スパイスを使った「リンゴとスパイス」、コーヒーを使った「コーヒーカルダモン」の販売を予定しているという。

 日和さんは「自然を眺められる空間で四季を感じられるジェラートを楽しみ、余暇を楽しむ観光客や地域の人の記憶に残るような場所になれば」と話す。

 営業時間は10時30分~17時。月曜、火曜定休。

  • はてなブックマークに追加

八戸経済新聞VOTE

八戸経済新聞で知りたい情報は?

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース