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「道の駅とわだ」でロックフェス ライブハウス「マーズ」店主の遺志つなぐ

八戸から参加した「Mappys(マッピーズ)」の演奏の様子

八戸から参加した「Mappys(マッピーズ)」の演奏の様子

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 ロックフェス「TOWADA ROCK FESTIVAL 2024」が9月15日、道の駅とわだ「とわだぴあ」(十和田市伝法寺)で開催された。

鈴木昌彦さんの生前写真が設置された会場

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 「音楽の鳴り響く魅力あるまちづくり」がテーマの同イベント。十和田市でライブハウス「Pub House MARRS(マーズ)」(十和田市東三番町)を経営していた店主の故・鈴木昌彦さんの呼びかけで2015(平成27)年に始まった。

 同イベントは回を重ねるたび動員数が増えていたが、2019年末に鈴木さんが急逝。直後にコロナ禍が重なった影響で音楽イベント開催は中断を余儀なくされていた。2022年、鈴木さんの遺志を継ぎたいという有志が中心になって企画し、3年ぶりに開催。8回目の開催となる今回は、100を超える企業、団体、個人から協賛を集め、開催にこぎ着けた。

 当日は、十和田市をはじめ、八戸市、三沢市、むつ市、青森市、弘前市、黒石市などから9バンドが出演。オープニングは東京都から参加したプログループ「雨ふらしカルテット」が演奏を披露した。会場では、キッチンカーや飲食ブースの出店を行い、地元民や三沢市在住の外国人など、集まった約1300人が思い思いの一日を楽しんでいた。

 会場内では、募金活動「時代を担うこども達への図書購入」も行った。同フェス実行委員会によると、集まった約9万円は十和田市民図書館(西十三番町)に寄付するという。

 同フェス実行委員長で「MARRS」2代目店主の小林郁子さんは「時折雨もあったが、なんとか最後まで乗り切れた。来場者も途切れることなく、寄付金も多く集まった。この景色を来年も見られたら」と笑顔を見せる。

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