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八戸公園でバラが見頃 秋は時間をかけて色・形が変化

八戸公園ローズガーデンに咲くバラ

八戸公園ローズガーデンに咲くバラ

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 八戸公園(八戸市十日市)で現在、秋に咲くバラが見頃を迎えている。

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 約37ヘクタールの敷地に植物公園や遊園地、動物舎などを備え、市民の憩いの場として親しまれる同園。園内には約300品種のバラが植えられ、例年6月と10月に見頃を迎える。このうち、バラ園「ローズガーデン」では約170品種を楽しむことができる。

 公園課長の小笠原恵子さんによると、6月と10月でそれぞれ異なる品種が咲くという。小笠原さんは「春のバラは一気に咲き、迫力があるのが特徴。秋のバラは気温が低くなるとじっくり開花していき、時間をかけて色や形の変化を観察することができる」と話す。

 ローズガーデンの周辺の木々は秋になると紅葉し、タイミングが合えば色づいた葉とバラの花のコラボレーショを楽しむことができる。中央に植えられたイングリッシュローズは、開花が進むにつれて周囲に漂う花の香りが深みを増すという。

 ローズガーデンには9月、オレンジ色の花が咲く品種「スブニール・ドゥ・アンネ・フランク」を定植。1945(昭和20)年、ドイツの強制収容所内で15歳の若さで命を落としたアンネ・フランクをしのぶ「メモリアル・ローズ」で、日本では「アンネのバラ」「アンネの思い出」などの愛称で知られている。同園では世界の平和を祈る意味を込めて植えた。現在はまだ蕾(つぼみ)だが、来年春の開花を見込む。

 小笠原さんは「園内を散歩しながら秋のバラと紅葉を楽しんでほしい」と呼びかける。

 開園時間は9時~17時。月曜休園(月曜が祝日の場合は翌日休園)。入園無料。バラの見頃は10月下旬まで。

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