八戸市のマスコットキャラクター「いかずきんズ」ファミリー4体の愛称が8月21日、公募により決定した。
「いかずきんズ」は2009年、同市の市制施行80周年のマスコットキャラクターとして誕生。ウミネコがイカの頭巾をかぶったスタイルで、ブルーとレッドの2羽で活動していた。今年5月、2羽が夫婦であることが明らかとなり、双子の子ども(グリーン・イエロー)も誕生し、現在は4羽で構成している。
キャラクター全体としての名前はあったが、個々の愛称はこれまでなかった。決定した愛称は父親(ブルー)が「かぶさん」、母親(ピンク)が「しまちゃん」、長男(グリーン)が「こかぶくん」、長女(イエロー)が「こうみちゃん」。
愛称募集には延べ807通の応募があり、「八戸市をイメージさせるもの」「覚えやすく親しみが持てるもの」を基準に斎藤とも実さん(埼玉県戸田市)、谷川るり子さん(八戸市)、佐藤匠さん(同)の作品が採用された。
選定理由は「父親と母親の名前をつなげると、5月に三陸復興国立公園に指定された「蕪島」になる」「子どもの愛称に『こ』が付くことで子どもとわかりやすく、双子の設定とも適当である」など。
小林眞八戸市長は「いかずきんズが、より多くの市民の皆さまから愛され親しまれて今後の八戸市の魅力発信等の活動で活躍することを期待する」と話す。「本年度のゆるキャラグランプリへの参加も検討中」とも。