
三陸復興国立公園内にある種差海岸(八戸市鮫町)の天然芝生地で現在、竹スキーを楽しむ市民の姿が見られる。
来館者が竹スキーを楽しむ様子(写真提供=種差海岸インフォメーションセンター)
春~秋は高山植物が生育し、多くの人が散策に訪れる同芝生地。種差海岸インフォメーションセンターを運営する「ACプロモート」の町田直子社長によると、冬になると客足は遠のくが、冬ならではの楽しみ方があるという。
同センターでは現在、「竹スキー」の無料貸し出しを行っており、地元民を中心に一面雪に覆われた芝生地でスキーを楽しむ人の姿が見られる。センター内にはペレットストーブを設置し、暖かい室内から外の景色を眺められる。。町田社長によると、海面と陸地の温度差が大きくなった日の朝には、海面から水蒸気が発生する「けあらし」現象も見られるという。
町田社長は「春から秋は、空と海と緑の色で彩られるが、冬は雪が積もると一面真っ白になり幻想的。空気が澄んでいるので景色がくっきり見え、夏とは違う見え方になる。夏場より人は少ないが、その分大自然を独占した気分になる。暖かい服装で、寒い時期ならではの景色を楽しんでほしい」と話す。
インフォメーションセンター営業時間は、4月~11月=9時~17時、12月~3月=9時~16時。