
八戸公園(八戸市十日市)の広場「ローズガーデン」で現在、バラの花が見頃を迎えている。
約37ヘクタールの敷地に植物公園、遊園地、遊具、動物舎などがある同公園。例年6月と10月に園内のバラが見頃を迎える。ローズガーデンや「カナール広場」「花木園(かぼくえん)」などのエリアで、約300品種のバラ約1000本が次々と花を咲かせている。
現在は、新たに4月、ローズガーデン内に植えた「アイズフォーユー」が見頃を迎えつつある。濃いピンクの花が淡いピンクへと変化するのが特徴で、花の中央部にブロッチと呼ばれる独特な模様があり、来園者の目を楽しませている。6月中旬~下旬には、遅咲きの品種「ニュードーン」が見頃を迎える見込み。あずまやの柱や屋根に絡みつくように伸びたつるに花が咲くという。
バラの見頃に合わせ7日・8日には、園内でイベントを開催。「緑の相談所」ではバラの切り花を展示する「春のバラ展」を開くほかバラの栽培方法を相談できるコーナーも設ける。カナール広場では、ハンドクラフト雑貨や生花を販売するほかキッチンカーに出店してもらう。
15日には、南部町在住の画家・庭田薫さんを講師に迎え、紙粘土でバラの花を作るワークショップ「春のアート教室」を開く。参加無料。予約制。
このほか、同公園の指定管理者・三八五流通の泉山元会長が撮影した約80点のバラの写真も展示する。15日まで。
バラの開花状況は今後、同公園のXアカウントでも紹介する予定。
公園課長の小笠原恵子さんは「春しか咲かない一季咲きのバラもあり、華やかさを感じることができる。曇りの風がない日は特にバラの香りを楽しめる。7月初旬にはアジサイも見頃を迎えるので来園してほしい」と呼びかける。