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八戸酒造で「androp」のライブ ステージで「陸奥八仙」の一升瓶が空に

ステージから見た会場

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 八戸出身の内澤崇仁さんがボーカル・ギターを担当する4人組ロックバンド「androp(アンドロップ)」のライブが7月19日、八戸酒造(八戸市湊町)で行われた。

内澤さんのギターを打楽器のように打つ伊藤さん

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 同社が創業250周年を記念して開いた「八仙 夏の蔵まつり」のメインイベントとして企画。県内のほか、大阪府、山口県などから約300人のandropファンや日本酒ファンが詰めかけ、蔵出しの日本酒「陸奥八仙」と同グループの演奏に酔いしれた。

 内澤さんが同イベントに出演するのは3年連続。昨年はギターの佐藤拓也さんも出演し「毎年メンバーが1人ずつ増えていく。来年は誰が増えるのか」と話していた。今年はベースの前田恭介さん、ドラムの伊藤彬彦さんも参加し、初めて4人がそろった。

 ステージでは始め、陸奥八仙が入ったグラスを持った内澤さんが登場。石川さゆりさんの「津軽海峡・冬景色」、伊奈かっぺいさんの「雪やどり」など、青森にゆかりのある曲をギターの弾き語りで披露した。途中から佐藤さん、前田さん、伊藤さんが通路沿いの観客と乾杯をしながら登場し、同グループのオリジナル曲のほか、吉幾三さんの「酒よ」や王林さんの「ハイテンション」など青森出身のアーティストの曲を演奏した。

 同社専務の駒井秀介さんは演奏中、一升瓶を持ってメンバーや観客に何度も酒を振る舞い、一升瓶はあっという間に空に。佐藤さんが椅子から転げ落ちる場面や、観客に話しかける内澤さんのアコースティックギターを伊藤さんが打楽器のように打ってリズムを刻み、そのまま同グループの楽曲「Toast」の演奏が始まる場面もあり、会場は歓声や笑い声に包まれた。

 「こんなライブをして良いのだろうかと思うくらい楽しかった。先人たちから受け継いだいろいろなものが今の八戸酒造につながり、それに関わることができたことは光栄。来場した皆さんにとって、八戸が『帰ってくる場所』になれば」と内澤さん。大阪府から訪れたandropのファンの女性は「蔵まつりで八戸愛がさらに深まった。また絶対に八戸を訪れたい」と話す。

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