
保護犬と人間の絆を描く映画「吾輩(わがはい)は保護犬である」の上映会が10月19日、廃校舎を活用した交流施設「サカズキベースこみなと」(階上町道仏)で開かれる。
八戸を中心に自主上映会を企画する「サカズキシアター」が主催。今回は同施設でセレクトショップやカフェを運営する「いぬとま」、映画上映会の支援活動に取り組む「白マドの灯」の協力で実施する。犬を連れての来場を可能とし、鑑賞中の会話や入退場も自由にした。
物語は、愛犬家としても知られた俳優の故・火野正平さんが「吾輩」役としてナレーション「水先案内犬」を務め、保護犬と人間の強い絆から生まれるストーリーを描く。保護犬の殺処分ゼロを目指して活動する団体「保護犬のわんこ」代表理事の巽裕一郎さんが監督を務めた。映像の力で保護犬を取り巻く課題を知ってもらい、保護犬と人間の共生に向けたメッセージを伝えようと、新型コロナウイルス感染拡大の中で4年かけて完成させた。現在は自主配給作品として全国で上映活動に取り組む。
上映後は獣医師でペット看取り士のはなさん、ペットホテル「Wan Eight」(八戸市是川)を経営し、保護犬を預かるボランティア活動に取り組んだ経験を持つ堀田美保さんをゲストに迎え、トークショーを開く。
サカズキシアター代表の山田洋一さんは「愛犬と一緒でも1人でも、猫好きの人にも鑑賞してもらえれば」と話す。
14時上映開始。入場料は1,000円。犬の入場は無料。