「南郷産業文化まつり」が11月1日・2日、八戸市南郷の南郷体育館と周辺施設で開かれる。
「ジャズとそばの里」として地域振興に取り組む南郷地区の恒例イベント。37回目を迎える今年は、野菜や果物の販売、ジャズライブ、飲食ブースのほか、旧南郷村と旧八戸市の合併20周年を記念した企画を行う。
体育館前には「南郷マルシェ」と銘打った広場を設置。南郷婦人会によるかけそば、ブランド牛「南郷牛」の串焼き、横手焼きそば、たい焼き、牛すじ鍋などの提供や、同地区産の野菜、果物、米などを販売する「軽トラ市」も行う。同地区発祥のフットサルチーム「ヴァンラーレ八戸FC」のキャラクター「ヴァン太」をモチーフにした遊具コーナーの設置、同チームのグッズ販売も予定する。
今年は合併20周年を記念し、旧南郷村時代から現在までの地域の歩みを振り返るコーナーを用意。現在も続く音楽フェス「南郷サマージャズフェスティバル」や、合併後に同地区で始まった「八戸ワイン産業創出プロジェクト」「南郷アートプロジェクト」などを紹介する。「クイズラリー」では、会場に点在するクイズを解き、5問以上正解した人に、抽選で同地区産の米「はれわたり」を進呈する。
1日100個限定で、同地区産リンゴの配布も行う。9時30分から整理券を配る。
南郷文化ホール、ジャズの館なんごうでは音楽イベントを開く。ジャズの館では1日、市立中沢中学校ジャズバンド部が練習の成果を披露する。開演時間は、13時、14時30分。2日は、八戸在住のジャズピアニスト・デビッド・マシューズさんと市民バンド「八戸ジャズ楽団」が出演するジャズライブを行う。15時開演。どちらも入場無料。
南郷公民館や周辺では、消防車の放水体験、パトカーやラリーカーの展示、市民による手工芸品の展示を行う。
実行委員会事務局の斉藤健太さんは「にぎやかなマルシェに展示や体験、20周年企画などを用意した。見て、聞いて、食べて、南郷を丸ごと味わって」と呼びかける。