冬の種差海岸の魅力を発信するグルメイベントが12月7日から来年3月にかけ、順次開催される。
三陸復興国立公園に指定されている種差海岸に足を運んでもらおうと、ACプロモートが企画。「冬だ、種差海岸に行こう」がテーマの食に関するイベントを来年3月までの特定日に開催する。
12月7日には、「シオカゼメグル」と題した2つのイベントを開催。種差海岸インフォメーションセンター(八戸市鮫町)で開く子ども向けの企画「しおかぜキッズカフェ」ではカレーやすし、海鮮弁当、ドーナツ詰め合わせを500円で販売する。販売時間は11時~17時。同センター前に広がる天然芝生地ではたこ上げ体験も行う。周辺の4飲食店で開催する「潮風食べトレイル」は、ウニ丼やイクラ丼、めかぶ丼、八戸の郷土料理「いちご煮」などの定食を800円~2,000円で提供する。
同日、種差海岸休憩所(鮫町)のカフェ「海カフェたねさし」も野外に設置したたき火やストーブで温まりながら料理やワインを楽しんでもらう「種差冬バル」を開く。種差地区や八戸市中心街の6飲食店が「新・冬旨(ふゆうま)」をテーマに考案した料理を提供する。開催時間は11時~17時。来年1月18日と2月1日、3月1日・29日にも開催する。
グルメイベントの開催に合わせ12月17日には、種差海岸の上空に浮かぶ月を観賞する「冬のお月見会」を開く。解説は種差地区の歴史や文化を研究する種差観光協会の柳沢卓美会長が務める。17時45分開始。参加無料。集合場所は種差海岸休憩所。申し込み不要。来年2月1日(16時45分~)と3月1日(17時~)、3月29日(17時30分~)にも開催する。
ACプロモートの町田直子社長は「冬は種差芝生地の芝生が枯れて黄金色に変わる。種差という器の中で美しい景色や空気などを感じてもらえれば」と呼びかける。「海カフェたねさしでお酒を飲む人は列車で来て、たき火で暖を取りながらシェフの料理やワインを楽しんで」とも。