八戸の新しい食文化を楽しんでもらう「八戸ブイヤベースフェスタ2026」が2月1日、八戸・三沢市内の16飲食店で始まった。主催は八戸ハマリレーションプロジェクト。
レスタウランテ・アンド・バール・サウーヂではポルトガル南部の鍋「カタプラーナ」を使ったブイヤベースを提供する
八戸を「世界で一番地元の魚を愛する街」にしようと活動する同団体が企画するフェスタは今年で15周年。寒さの厳しい2月~3月、八戸港に水揚げされたキンメダイ、マダラ、カジカ、ケガニ、モズクガニなどの魚介類を使った「八戸ブイヤベース」で暖まってもらおうと行う。
ジャンルの異なる参加店が「一皿で二度おいしい」の共通ルールでレシピを考案。食事中に客席や調理場でスープにアレンジを加え、その店の個性を楽しんでもらう。
このうち、「フレンチ食堂 Saison(セゾン)」(八戸市田向5)ではサバの水煮を使ったドリアに、グランドサンピア八戸(東白山台1)「レストラン桜楽(さくら)」は洋風のおじやにアレンジするという。昨年12月8日の深夜に発生した最大震度6強の地震で被災し3月の提供開始を目指す八戸グランドホテル(番町)内の「レストラン ソレイユ」は、旧南部領の伝統食材「そばかっけ」をパスタに見立て、ブイヤベーススープとの組み合わせで提供する。
同団体局長の古川篤さんは「第1回は東日本大震災の1年後で、暗い雰囲気が漂う中でも、ブイヤベースを食べた人々が笑顔で帰っていくことがフェスタの原動力になった。初心を忘れずに尽力したい」と話す。今回の地震で飲食店が受けた影響も小さくないというが、関係者はフェスタの成功に向け力を合わせる。
参加店の一つでフランス料理店「ラ・メゾン ポデタン」(同)の三浦祐紀シェフは「自分たちにできることは、店を開けて街に明かりをともすこと。フェスタで八戸の活気を知ってほしい」と話す。同じく参加店でポルトガル料理店「レスタウランテ・アンド・バール・サウージ」(堤町)の上野貴志シェフは「フェスタが八戸を訪れてもらうきっかけになれば」と期待を寄せる。
3月31日まで。一部の参加店は予約制。