八戸市の種差海岸インフォメーションセンター(同市鮫町)で6月20日・21日、第1回「種差海岸手作りフェスタ」が開催される。主催は同海岸周辺住民で結成された地域おこし団体「種差あねっこ」。
2013年、三陸復興国立公園に指定された種差海岸の絶景を楽しみながら、一度に多くのジャンルの作品に出合えるのが特徴の同イベント。初開催となる今回は、八戸市内をはじめ、東北や関東、遠くは兵庫県で活動するクラフト作家39組が出展する。アクセサリー、木工、食器、織物など雑貨のほか、ジャムやペット用完全無添加ジャーキーなども販売。真ちゅうのアクセサリーやステンドグラス、手ごねアロマ石けんなどのワークショップも行われる(予約不要)。
青森県伝統工芸士・大久保直次郎さんによる郷土玩具「八幡馬」の制作実演もある。大久保さんは、伝統の技「鉈(なた)一刀彫」をただ一人守り抜く名工として知られている。
同団体メンバーで事務局の「民宿石橋(同市鮫町)」若おかみの石橋慶子さんは「何に追われるでもなく、のんびりと過ごせるのが種差の良さ。手作り作品のぬくもりを味わいながら、種差の魅力も知ってもらえれば」と参加を呼び掛ける。
21日には周辺飲食店によるグルメイベント「たねさしマルシェ」(10時~14時)も開かれ、種差海岸一帯を盛り上げる。
開催時間は10時~16時30分。問い合わせは「民宿石橋」(TEL 0178-38-2221)まで。