八戸市南郷区の南郷文化ホール(八戸市南郷区市野沢)と隣接する南郷図書館で9月9日、「VIVA! BOSSA!! 9」が行われた。ジャズやサンバなどの音楽やダンスなど多彩なパフォーマンスが特徴のイベントで、異国情緒あふれる屋台の出店も楽しみの一つ。
例年、同ホールと図書館の間の広場を利用して行われるが、今年はあいにくの雨で、ホールと図書館を利用して屋内での開催となった。
同ホールのステージでは、地元・中沢中学校のジャズバンドや、サンバチーム・ヴェルグサンズによるサンバ、「アシェードノルデスチ」によるブラジルの格闘技を源流とするダンスのカポエイラ、地元の格闘技教室「パラエストラ八戸」によるブラジリアン柔術の演舞に、大勢の観客が喝采を浴びせていた。
同図書館でも、「ダンボールのえほんのおはなしかい」や「ダンボールのどうぶつえんづくり」が行われ、子どもたちが楽しそうに耳を傾けていた。
市内から訪れていた20代男性の大橋さんは「去年も来て楽しかったので今年も来た。雨なのは残念だが、去年とはまた違った雰囲気で楽しかった。今日は男友達と来たが、家族ができたら一緒に来たい」と苦笑い。
同イベント実行委員長で、市内でカフェ「saule branche cafe(そーるぶらんちカフェ)」を営む吉川拓志さんは「大人も子どもも一緒に遊ぼう、というコンセプトの下、いろんな人に楽しんでもらえるプログラムをたくさん用意した」と話し、「雨で広場が使えなかったが、屋内での開催も一つ経験になった。屋内だとプロジェクターが使え映像も流せたので、いい面もあった」とも。「今回で9回目。来年もまたぜひやりたい」と笑顔を見せた。