八戸の「八戸ポータルミュージアムはっち」(八戸市三日町)で10月27日、起業予定者やベンチャー企業への支援イベント「サムライベンチャーサミットin八戸」が開催される。ベンチャー企業の支援企業の「サムライインキュベート」(東京都品川区東品川)とIT企業の「ネットスケット」(埼玉県上尾市緑丘)が共同で主催し、八戸の起業予定者やベンチャー企業のネットワークコミュニティーの「八戸ビッグバレー」(内丸1)が後援する。
サムライベンチャーサミットは、「できる、できないか、ではなく、やるかやらないかで世界を変えようとしているサムライたちの集まり」で「スタートアップの学園祭」がコンセプト。2010年にサムライインキュベートの榊原健太郎さんが発起人として始め、第1回は50人ほどの参加者だったが、先月行われた第6回では1000人を集めるイベントに成長した。地方でも、過去に名古屋、福岡、沖縄などで開催されている。
八戸のイベントは「農水産業×IT活用×ベンチャー」をメーンテーマに行われ、第1部では「八戸発ベンチャー成功の方法」と題して榊原さん、八戸市議会議員の藤川優里さん、八戸大学学長の大谷真樹さんの3人でトークセッションを行う。
第2部では、地元農業・漁業関係のベンチャー企業や関係者の、マルキョウスマイルフーズの鎌田尚さん、TOBUN(兜文)の甲地慎一さん、NPO法人ACTYの町田直子さん、ノースビレッジ農園の栗谷川柳子さんで「テッテイ討論 地元起業家の思いと悩み」をテーマにパネルディスカッション。
第3部では「農業×ベンチャー×ファイナンシング(仮)」をテーマに日本アグリマネジメントの松本泰幸さんが講演を行う。
他に、5分程度の事業アイデアをプレゼンテーションする「サムライシャウトin八戸」も予定され、優秀者には出資オファーや賞品などを授賞する。
同イベントを共同で主催するネットスケットの芥川さんは「地方には中央や首都圏では生まれないグローバル企業が生まれる可能性が大量に眠っている。八戸のサムライベンチャーサミットを行うことで、他の地方都市でも「そのまま世界と戦えるんだ」という気付きを得るきっかけになれば」と話す。「そのためにも八戸でのサミットを成功させたい。多くの方の参加をお待ちしている」とも。
参加費は、前売り=3,000円、当日=3,500円。