B級ご当地グルメの祭典「B-1グランプリin北九州」が10月21日、北九州市小倉北区で行われ、八戸から参加した「八戸せんべい汁研究所」(同市北白山台)がゴールドグランプリに輝いた。
ゴールドグランプリの喜びを笑顔で話す家庭料理「わが家」の富樫さん
同グランプリは今回で7回目。今年は過去最多タイとなる63団体が参加し、2日間で61万人(主催者発表)が来場した。
八戸せんべい汁研究所は、同グランプリに第1回から参加。過去、4位、2位、2位、2位、3位、3位と上位入賞を果たしながらも、ゴールドグランプリにはあと一歩届かず、7回目の挑戦で悲願の達成となった。十和田市から参加した「十和田バラ焼きゼミナール」も10位に入賞した。
八戸中心街の飲食店街でも、18時過ぎごろから、テレビやネットのニュースを通じ「B1グランプリで八戸せんべい汁が優勝」の情報が流れ始め、お祝いムードに包まれた。
八戸屋台村みろく横丁(同市六日町)の家庭料理「わが家」の富樫志帆子さんは「去年の姫路のB-1はお手伝いに行ったが、今年は留守番。グランプリは応援してくれる人の力があったから。応援してくれる人やお店に来てくれた人たちがせんべい汁を育ててくれた。本当にうれしい」と話した。
知人からので電話で朗報を知ったという、声優で「八戸せんべい汁大使」の平野文(ふみ)さんは「会場で割り箸で投票してくれた皆さまに感謝したい。おいしいのは間違いないので、食べてさえもらえれば優勝できる実力はあると思っていた。これを機に、さらに多くの人に八戸せんべい汁を知ってもらえればうれしい。身内がオリンピックで金メダルを取ったように誇らしい気持ち」と喜びを隠しきれない様子。
八戸市の公式ツイッターでも「有志で北九州から帰ってくる八戸せんべい汁研究所の人たちを八戸駅でお出迎えしましょう」と呼び掛けるなど、官民あげて祝賀ムードに包まれている。