世界各国からアイスホッケーのジュニアチームが出場する「第16回フレンドシップ ピーウィー アイスホッケー八戸記念大会」が4月27日、テクノルアイスパーク八戸(八戸市新井田西4)で開幕する。
大会はチェコ、米国、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドの5カ国と、八戸市から10~13歳の選手による計6カ国・13チームが参加し、2つのブロックに分かれて対戦する。今回は初めてチェコ共和国から1チームが参加。東日本大震災以降、被災した子どもたちが首都プラハを訪問したほか、チェコ共和国関係者を八戸三社大祭に招くなどして交流が続いていたことをきっかけに、チェコ共和国からの参加が決まった。
同大会は1989年に八戸市の市制施行60周年を記念して八戸市を会場に第1回大会を開催。その後、米国、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドなどを会場に2年に1度開催されてきた。八戸市での開催は1989年、2009年に続いて3回目。八戸市の市制施行90周年の節目の年に大会が30周年を迎えることから、八戸市での開催が決まった。
期間中は選手166人、関係者やサポーター260人、合計466人が八戸市を訪れる。選手たちは市内でホームステイをしながら市民との交流を深め、八戸市や青森県南地方の観光なども予定する。開会式と閉会式は八戸青年会議所が企画・運営。開会式では音や光による演出のほか、小中高生によるファンファーレの演奏などを予定する。閉会式では大会中の映像を上映する。
大会副会長で八戸青年会議所理事長の金入健雄さんは「第1回の開催から、この大会の意義を各国の参加者と共有し世界各国を回ってきたが、30周年の節目の年に八戸に戻ってくる。大会をきっかけに世界の子どもたちがアイスホッケーを好きになり、八戸のファンが増えてくれたらうれしい。市民の皆さんには海外の人々を温かく迎えていただきたい」と話す。
大会は4月27日に開幕、5月5日まで合計58試合を予定する(休養日=5月2日)。開会式、閉会式、各試合共に入場無料。