八戸ポータルミュージアム「はっち」(八戸市三日町)で9月20日から、工房兼ショップ「ものづくりスタジオ」の入居者を募集している。
ものづくりスタジオとは、アクセサリーや工芸品などのクラフト作品や料理や菓子類などの飲食物を提供したい人が「はっち」館内に低料金で店を構えることができる入居型の工房兼ショップ。同館では、中心街に出店を目指す人を支援し、中心街に活性化につなげようと取り組みを行っている。
低料金の月額使用料が魅力で、起業を目指す作家のステップアップの場として活用されている。同館で開催するイベントへの参加を通して新しい出会いや中心街での起業に結びついた例もある。入居期間は最長三年。光熱水費は自己負担。
2階と3階では厨房(ちゅうぼう)設備を備えた「食のものづくりスタジオ」を2店、4階ではクラフト品を展示販売するものづくりスタジオ2店の合計4店を募集。これまでは、バッグや、雑貨、裂織などの工房、定食屋、スポーツバーなどの飲食店が出店してきた。
同館職員の工藤秀紀さんは「はっちと一緒に八戸市中心街に賑(にぎ)わいを創出していただける意欲のある方を募集している。興味のある方はぜひ応募してほしい」と話す。
募集期間は11月30日まで。申し込みははっちまで必要書類を提出し、書類選考や面接などを経て出店者を決定する。入居期間は令和2年4月1日以降。同館では、5月の大型連休前までに開店してほしいとしている。