八戸市を中心に活動するAED普及ボランティアサークル「いのちの輪」が9月9日、令和元年度青森県救急医療功労者の県知事表彰を受けた。
青森県救急医療功労者は長年にわたる救急医療の維持や確保、および救急医療対策の推進に貢献し、その功績が顕著である個人や団体に対し、その功績を称え、救急医療関係者の意識の高揚や救急医療対策の一層の充実強化を図るため表彰しているもの。
いのちの輪は2006(平成18)年6月に発足。八戸市民病院や八戸消防本部での普通救命講習会にボランティアで協力したり、毎年5月に開催される八戸うみねこマラソン全国大会や南道ジャズフェスティバルをはじめ市内外のイベントなどに救護ボランティアとして参加したりしている。企業や学校、地域に出向き、救命講習会やAED(自動体外式除細動器)の講習会、普及活動を精力的に行っている。
青森県庁で行われた表彰式で表彰状を受け取った森山幸恵代表は「一年一年毎年その年の活動を振り返ってきて、気が付いたら13年たっていた。地道に活動を続けてきてこのような表彰を初めて頂けてうれしく思う。AEDは八戸市内の多くの場所に設置されていて、名前を聞いたことがある人は多くなっているが、その使い方を知っている人はまだまだ少ない。一人でも多くの方に知ってもらえるように活動を継続していきたい」と話す。