紅葉のダム湖を屋形船で遊覧する「紅葉の青葉湖 屋形船遊覧運行」が10月26日から、世増ダム(八戸市南郷島守)のダム湖「青葉湖」で始まっている。
世増ダムは2003(平成15)年に完成。屋形船遊覧は11年前から南郷観光協会が運行し、以前は新緑の時期にも運行していたが、現在は紅葉の時期にのみ運行している。
屋形船遊覧は湖面に近い位置から、紅葉を見上げる形になるのが特徴。運行開始から初の日曜となる27日には、親子連れや夫婦が約45分の遊覧を楽しんだ。先日の大雨の影響で流木の多い中を舳先スタッフの指示で、たくみに艪(ろ)を操り障害物をかわしていた。
広く複雑な地形の青葉湖は、場所により表情を変える。まだ緑の所、黄色が強い所、赤黄緑の3色がコントラストよく並ぶ箇所に差し掛かると、船内から「奇麗!」との声が上がった。何カ所かある高い橋の下をくぐる際には、子どもらが歓声を上げつつ見上げ、船が近づき水鳥が水面から飛び立つ様子に目を輝かしていた。
八戸市内から訪れていた親子連れは「とても紅葉がきれいだった。カモや鳥が飛ぶのが見えて楽しかった」と話す。
参加料は、大人=1,000円、子ども(小学生以下)=500円、幼児無料。出発時間は10時、11時、13時、14時、15時。チケットは発着所で販売する当日券のほか、ローソン、ミニストップで取り扱う。11月4日まで。