中学生が職場体験授業「さわやか八戸グッジョブウィーク」を行った報告会が12月6日、八戸市立白山台中学校(八戸市西白山台2)で開かれた。
7月に実施した職場体験授業には、同校2学年約140人の生徒が、保育園、新聞社、寺社、歯科など57の事業所で2~4日わたって仕事を体験。
報告会では、体験を受け入れた事業所の職員や保護者が見守る中、社会人として大切にすべきことや地域社会における企業の役割などそれぞれが学んだことを報告。このうち、市内の寺院で仕事を体験したグループは住職に教えてもらったという読経を披露したり、ラジオ局で仕事を体験したグループは体験で制作したラジオ番組を披露したりするなど、実演を交えて発表した。
個人ごとの感想発表では、「社会人の仕事を体験する中であいさつやコミュニケーションの大切さを学んだ」「責任を持って仕事をすることの大切さを学んだ」などの感想を発表した。
八戸市内の新聞社で仕事を体験した泉山峰明(たかあき)さんは「体験授業で少しだけ成長できたと思う。文章をまとめるときにこの経験を生かせると思う」、北上雄大(ゆうだい)さんは「取材を体験したのが心に残った。相手とコミュニケーションを取りながら話を聞くのが難しかった」とそれぞれ話した。