2012年の八戸市は地元出身選手のオリンピック金メダルや八戸せんべい汁研究所がB-1グランプリでゴールドグランプリに輝くなど明るい話題が続いた。8月に配信を始めた八戸経済新聞の2012年下四半期のPV（ページビュー）ランキング1位は、「八戸郊外に台湾料理店『美味鮮』－豊富なメニューで24時まで営業」だった。

　ランキングは今年10月1日から12月28日までに配信したヘッドラインニュースのPVを集計したもの。1位の台湾料理店の記事をはじめ、2位の「青森鉄道むすめ『鯖缶せんべい汁』発売－パッケージに八戸ときえ」、4位の「八戸石堂地区にラーメン店－イタリアン風の内装にクラシック音楽」、5位の「『八戸せんべい汁研究所』、悲願のB-1優勝－八戸市内も祝賀ムードに」など「食」に関するニュースが上位につけた。

　上位10位のランキングは以下の通り（カッコ内は掲載日）。

1. 八戸郊外に台湾料理店「美味鮮」－豊富なメニューで24時まで営業（11/8）
2. 青森鉄道むすめ「鯖缶せんべい汁」発売－パッケージに八戸ときえ（10/19）
3. 八戸でミス・ユニバース・ジャパン予選会―青森大会ファイナル出場の座競う（11/12）
4. 八戸石堂地区にラーメン店－イタリアン風の内装にクラシック音楽（11/9）
5. 「八戸せんべい汁研究所」、悲願のB-1優勝－八戸市内も祝賀ムードに（10/22）

6. 2013ミス・ユニバース・ジャパン青森県大会、予選勝ち抜いた9人が美競う（11/19）
7. 八戸で女子小中学生のファッションコンテスト－私服のセンス競う（10/31）
8. 八戸で「フィギュアスケート手拭い」－地元クリエーターがデザイン（11/27）
9. 八戸で大人の工場見学ツアー、工場景観の魅力や可能性も探る（11/26）
10. 八戸で工場鑑賞ツアー、トークカフェでアート・文化との組み合わせ探る（11/6）

　2位と5位は「八戸せんべい汁」関連のニュース。八戸せんべい汁研究所がB-1グランプリでゴールドグランプリを獲得したことから知名度も上がり、関連商品への注目も高まった。

　3位と6位は、ミス・ユニバース・ジャパン青森大会のニュース。同大会は青森県では初開催。地元からの出場者の活躍も目立った。7位の小中学生のファッションコンテストは地元新聞社が主催。紙面と連動し中心商店街の特設ステージでコンテストを行った。

　9位と10位は、近年マニアを中心に人気が高まっている、八戸臨海工業地域の工場景観のニュース。自治体で工場とアートの可能性を模索したり、旅行ツアーにも組み入れられたりするなど、徐々にファン層が広がっている。

　2012年、広域八戸圏では、地元選手のオリンピックでの活躍、八戸せんべい汁研究所のゴールドグランプリ、光星学院高校の甲子園での活躍、新幹線八戸開業10周年と明るい話題が続いた。2013年には蕪島を起点とする種差海岸が三陸復興国立公園として指定される予定だ。

　2013年も、広域八戸圏の動向を、「街の記録係」として、いち早く伝えていきたい。