スノーモービルやバナナボートなどを体験できる「第6回南郷スノー体験会」が1月26日、八戸市青葉湖展望交流施設「山の楽校」(八戸市南郷島守)で開かれた。
同イベントは、雪を有効活用し南郷地区の賑(にぎ)わいを創出しようと開催。過去に大雪で中止した年があるため、イベント名は第6回としているが今回で5回目の開催となる。
今シーズンの八戸市は暖冬の影響で雪が少ないものの、南郷地区では田畑を覆うほどの積雪があり、予定通りに開催された。夏には200万本のヒマワリが咲き乱れる校舎裏の畑用地を会場に、バナナボートやスノーモービルの体験が行われた。
会場ではスノーモービルにつながれたバナナボートが雪原を勢いよく走り出すと、子どもたちからは歓声が上がった。途中、バナナボートが蛇行する場面もあり、子どもたちも大喜びの様子。スノーモービルの乗車体験は参加者からの要望を受けて今年初めて行った。このために新しくスノーモービルを購入した。
体験会では、インストラクターの先導に合わせて約10分間雪原を走行。途中、緩やかな斜面や凹凸のある地面などもあり、初心者でもスノーモービルの醍醐味(だいごみ)を味わうことができる。この日は八戸市内から約40人の参加があった。
南郷スノークラブインストラクターの巻博さんは「今年は暖冬傾向にあるが、南郷地区は雪に恵まれて予定通り開催できた。地元の中学生やご高齢の方々にも参加していただき、とてもうれしく思う」と話す。
体験会は2月2日にも開催。雪の状況や天候によっては中止の場合もある。参加料はスノーモービル1回1,000円。バナナボート1回500円。申し込み不要だが、先着順となる。