八戸市南郷産のブドウを使った「八戸ワイン」の新酒「Wa(わっ)2019白スパークリング」と「Wa(わっ)2019ロゼスパークリング」が完成し1月24日、醸造元の澤内醸造(八戸市柏崎2)で披露された。
八戸市では2014(平成26)年から地元産ブドウを使った「八戸ワイン産業創出プロジェクト」に取り組んでいる。澤内醸造がワインを製造して3年目の「八戸ワイン3rdヴィンテージ」となる今年は、スパークリングワインとは別に、初めてスティルワイン(通常のワイン)も手掛け、「Ga(がっ)」として白とロゼを醸造した。4種類とも余分な添加物を加えず、ブドウのみを発酵させナチュラルワインとして仕上げている。価格は白、ロゼ(各300本)が2,400円、スパークリングの白、ロゼ(各700本)が2,900円。
同社で行われた発表会では、同社オーナー醸造家の澤内昭宏さんがワインの出来栄えについて説明した後、テイスティングが行われた。市内のアマチュアのシンガー・ソングライター中居翔三さんの作った「八戸ワインの唄(仮)」も披露された。
澤内さんは「過去2年販売していたが、今まではスパークリングワインのみだった。今年は、白ワインとロゼワイン、来月には赤ワインも販売する。年月もたって、ブドウの木も育って収穫量も増えて、より良いブドウも増えた。今後もバラエティに富んだワイン作りを目指したい」と話す。
「八戸ワイン3rdヴィンテージ」は、八戸市内のユニバース、カネイリミュージアムショップ(三日町)、澤内醸造などで1月25日から販売。八戸市内の飲食店でも提供していく予定で、澤内醸造のフェイスブックで該当店舗を随時紹介する。