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八戸・是川中学校の「木彫・テラコッタ展」 地域と共に50年

「木彫・テラコッタ展」

「木彫・テラコッタ展」

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 八戸市立是川中学校の生徒が制作したオブジェなどを展示する「第50回木彫・テラコッタ展」が2月22日・23日、八戸市立是川公民館で開かれた。

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 50回目の節目を記念して22日には記念式典が開かれ、生徒や学校関係者、地域住民約100人が出席、半世紀の歩みを振り返り、伝統の継承へ決意を新たにした。

 同校での木彫制作は1968(昭和43)年に美術教諭の発案で始まり、材料は保護者や地域住民が提供、1971(昭和46)年からは八戸市内のデパートで作品展を開催。1991(平成3)年からは是川地区に縄文遺跡があることから土器や土偶を野焼きで制作するテラコッタ(素焼き)の制作も始まった。

 会場では生徒たちのメッセージと共に、木彫りとテラコッタが展示され、訪れた人たちは作品を興味深そうに眺めていた。会場では50回目を記念して、是川小学校児童のテラコッタも展示した。

 同校校長の吉田浩之さんは「50年という年月は長い。これも地域の方々、保護者の方々の思いと協力があって続けてこられたと思う。50年を一つの節目として、さらに深めていきたい。20数年ぶりに是川中に赴任したが、以前とまた違う作品を見て、感慨深い」、美術教諭の蛭田美奈子さんは「是川中楽校の木彫・テラコッタに関わることができたことを、大変光栄に思う。地域の方々、生徒や保護者の皆さん、同僚の先生方、公民館の皆さんなど、たくさんの支えがあって、このように展示ができることに感謝している。今年は50回目ということで、地元での展示だが、来年からはまた中心街での展示会になるので、広く市民の皆さんに見にきてほしい」と、それぞれ話す。

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