八戸市出身のジャズトランペット奏者類家心平さんの新しいアルバム「RS5pb」が3月25日、発売される。
類家さんは10歳でトランペットに出会い、八戸北高校卒業まで吹奏楽部、高校卒業後は海上自衛隊の音楽隊で音楽活動をしてきた。高校時代に知ったマイルス・デイビスに憧れて、自衛隊を退官。2004(平成16)年にメジャーデビューし、現在は自身のグループ「RS5pb(アール・エス・ファイブ・ピー・ビー/類家心平5ピースバンド)」を中心に、音楽家の菊池成孔さんのグループの一員としての活動や全国各地・海外での公演など、精力的に音楽活動を行っている。
今回発売するアルバム「RS5pb」(3,080円)は、昨年特別編成の「類家心平クァルテット」として発売したアルバムに続いて2年連続、通算6枚目。RS5pbとしては、前身の類家心平4ピースバンドを含めて4年ぶり5枚目となる。タイトルをグループ名と同じ「RS5pb」とし、全9曲を収録。自身のオリジナル曲8曲のほか、ザ・ローリング・ストーンズのバラード「レディ・ジェーン」をカバーするなど、ジャズとは異なるジャンルの曲にも挑戦した。チェロ・バイオリン・ビオラなどの弦楽器も加え、これまでの作品とは異なる表現も取り入れた。ピアノは八戸出身の中嶋錠二さんが担当する。
ジャケットの題字は、生演奏に合わせて即興的に書を描くパフォーマンスなどで海外でも活動する書道家、白石雪妃さんの作品。類家さんとは親交が深く、2016(平成28)年に発売した前作「UNDA(ウンダ)」でも題字を担当した。
類家さんは「ジャズファンのみならず、ロック、ヒップホップ、R&Bが好きな人にも楽しんでもらえると思う。ぜひ聴いてほしい。また八戸の皆さんの前で演奏できることを楽しみにしている」と話す。
アルバムは初回生産限定でレコード盤も発売する。