ゼビオグループのクロススポーツマーケティング(東京都千代田区)と八戸市が連携して、八戸駅西地区に整備を進めてきた「FLAT HACHINOHE」(八戸市尻内町)が4月7日、一般営業を開始した。
多目的アリーナである「FLAT ARENA」は、アジアリーグ・アイスホッケーの東北フリーブレイズの新ホームリンクとなる通年型アイスリンクの上に移動式のフロアを設置することで、各種アリーナスポーツ、コンサートや地域行事などに活用できる。収容人数はアイスリンク利用時3500人、バスケットボール利用時5000人。
リンクやコート中央を浮かび上がらせる照明設備や、4面のセンタービジョンと場内を一周する全長230メートルのリボンビジョン、プロジェクションマッピングなどを活用した演出が可能で、これらの機器はタブレット端末で手軽に操作することができる。さらにアリーナのエントランスとなる「FLAT X」は外部スペースとも連動して出店やイベントにも利用できる。アリーナ内のコンコースはゆとりを持たせた設計となっており、イベントによっては売り店やブースも配置可能。男性用の2倍の数の女性用トイレなど多様な設備を備えている。
クロススポーツマーケティングの中村考昭社長は「氷都八戸と言われている中で、YSアリーナ八戸やテクノルアイスパーク八戸を組み合わせることで日本一の氷都になる魅力を持っている。氷だけに限らずさまざまなスポーツやイベント、エンターテインメント、学校体育などに活用できる。皆さんと一緒に盛り上げていきたい」と期待を寄せる。
7日からは一般滑走が利用でる。個人滑走利用料金は700円(土曜・日曜・祝日はホームページからの事前予約制で1,300円、貸しスケートは500円)。今月の土曜・日曜・祝日は一般市民向けの施設見学の開催を予定している。貸し切り利用の時間帯も含め、詳細はホームページで確認できる。