製氷・冷蔵事業や清涼飲料事業を営む八戸製氷冷蔵(八戸市白銀1)が地元で長年愛されている地サイダー「三島シトロン」「みしまバナナサイダー」のシャーベットを8月21日に発売した。
「三島シトロン」は創業当初から変わらない製法と味を守り続ける爽快感と懐かしさが感じられるサイダー。「みしまバナナサイダー」は、まだバナナが高級品だった昭和30年代に「より多くの人にバナナの風味を味わってもらいたい」という思いで作られたもの。
八戸製氷冷蔵の泉山康則さんは、ゴールデンウイーク明け辺りの自粛期間に、あらためて自社製品のサイダーを客観的に見つめ直したところ、夏に向けての商品としてアイスを発案。その後、製造に協力してもらえる企業を探し、企画の提案や交渉を続けた。
シャーベットはサイダーのシロップを使用しており、すっきりとした味わいのシトロンと、ほんのりバナナの風味が香るバナナサイダーの特徴を生かした仕上がり。後味に甘さが残らずすっきりとした味わいになるよう糖度を調整し、炭酸が苦手な人や子どもも楽しめるという。カップのデザインもサイダーに使われているラベルのデザインをそのまま使用している。
泉山さんは「まだまだ残暑が続く時期だが、シャーベットを食べて涼を感じてもらいたい」と話す。
価格は1個120ミリリットル入りで250円。6個入りの箱で1,610円。八戸製氷冷蔵のほか、八食センター、浜市場みなとっとで扱っている。今後はオンライン通販の「47CLUB」内「三島サイダーショップ」でも販売を予定している。