地域の人が選んだ旅に関する本を集めたギャラリー展「本で旅をしよう。」が9月19日から、八戸ブックセンター(八戸市六日町)ギャラリーで開かれている。
当初は別企画が考慮されていたが、コロナ禍で地域外からの作家・アーティストなどの招聘(しょうへい)を断念。地域に着目し、八戸市内外で活動する人たちに「旅」をテーマに1冊を選んでもらうことを企画した。
選書は旅行記のみならず写真集や小説などさまざまで選者の推薦コメントと紹介文を掲載。選者は、前期は27人。キャプションには、ブックセンタースタッフの手による選者の似顔絵も添えられている。
会場のギャラリー壁面にはブックバー&カフェ「AND BOOKS」(十六日町)の本村春介さんが作製した小さな棚がしつらえられ、選書された本は自由に手に取ることができる。選書の条件として「絶版本ではないこと」があり、気に入った本は八戸ブックセンターで購入することもできる。
八戸ブックセンターの森花子さんは「八戸市内で活躍されている方や飲食店の方・先生などにも選書いただいている。この展示を通し、自分が選ばない本や新しい出合いを感じてほしい。飲食店の方が選んだ本もあるので、飲食店のお店探しのきっかけにもなれば。第1期・第2期と期間も長いのでぜひ来場してほしい」と来場を呼び掛ける。
開催時間は10時~20時。開催期間は第1期が11月15日まで。第2期は11月18日~1月11日。火曜休館(祝日の場合は翌平日)。入館無料。