3月19日に甲子園球場で開幕する第93回選抜高校野球大会に21世紀枠で出場する青森県立八戸西高校野球部が2月3日、八戸市の小林眞市長を表敬訪問した。
1975(昭和50)年の創部以来、春夏を通じて初めての甲子園出場となる八戸西高校は、昨年秋の青森県大会で準優勝、東北大会でベスト8の好成績を収めた。八戸高等支援学校の生徒が練習用ボールの修繕をし、八戸西高野球部が高等支援学校を訪問して、障がい者スポーツを一緒に楽しむなど交流を深めていることなどが評価され、青森県勢として初めての21世紀枠選出となった。
この日訪問したのは渡辺学校長をはじめ、小川貴史監督と2年生の部員8人。小川監督は「コロナ禍で大変な思いをしている方、障がいを持って生まれた方、パラリンピックを目指している方たちに勇気を届けられるような戦いをして、明るいニュースを届けたい」、副主将の藤本楓都捕手は「ピッチャーの良さを引き出して、甲子園という舞台で全力で楽しんできたい」、エースの福島蓮投手は「相手をしっかり抑えて勝つことと、これまで支えてくださった方への感謝の気持ちを込めて、勝ちという報告ができるようがんばりたい」とそれぞれ抱負を話し、小林市長は「力のこもったプレーで県民、市民をわくわくさせてください」と激励の言葉を送った。
この日から八戸市庁舎本館入り口上には同校野球部の甲子園出場を祝う看板が掲げられた。組み合わせ抽選会は2月23日に行われる。