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八戸・南郷アートプロジェクトダンス&ジャズ公演「EPISODE.0」 10年の歴史に幕

南郷アートプロジェクト「EPISODE.0」

南郷アートプロジェクト「EPISODE.0」

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 八戸市南郷地域を舞台に展開するアートプロジェクト「南郷アートプロジェクト」のダンスとジャズ公演「DANCE x JAZZ EPISODE.0 ジャズの里南郷」が3月6日・7日、八戸市南郷文化ホール(八戸市南郷市野沢)で開かれた。

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 同プロジェクトは八戸市南郷地域を舞台に2011(平成23)年にスタート。地域資源にダンス・音楽・演劇・映画・美術等を地域の方とアーティストと一緒に行うことで、地域の魅力を再発見することを目的に、10年間で70以上の企画や作品を生み出してきた。同プロジェクトは今回で10年の歴史に幕を下ろすが、原点に返る意味や復活の可能性も匂わせタイトルが「Episode.0」となっている。

 公演はプロジェクト最多出場の森下真樹さんとそのカンパニー「森下スタンド」のダンスと「八戸Jazz楽団」「同Jr.」との生演奏との共演。南郷地区といえば北東北最大の野外ジャズフェスティバル「南郷サマージャズフェスティバル」が有名。ジャズフェスが今回30年を迎えたということでジャズフェスに対するオマージュが満載の公演となった。森下さんがダンス歴30周年という偶然も重なった。

 会場はソーシャルディスタンスに配慮して客席間の間隔を広めに取った。八戸Jazz楽団の奏でるスタンダードナンバーに合わせてダンサー達が躍動的なダンスを披露。ボーカル曲では森下さんもスキャットで参加した。30年間のジャズフェスへのメッセージとなる単独の楽器とソロダンスでは共演と言うよりバトルのような激しさを見せた。最後は八戸Jazz楽団Jr.を交えてのスウィングナンバーを披露。客席の観客もダンスで参加した。

 第1回から企画を担当する八戸市新美術館推進室の大澤苑美さんは「プロジェクトの終了はやはり寂しい。まだまだ南郷で楽しいことも出来るなって期待もある中で、やっぱり寂しいなって感じている」とプロジェクトの終了を惜しむ。

 振付・演出を担当しダンサーで出演した森下チキチキ真樹バンバンさんは「本当に本当に本当に楽しかった。Jazz楽団の皆さんとダンサーと会場の皆さんとも、一つになったなという実感を今、感じている」、八戸Jazz楽団の藤田-Natty-直哉さんは「楽しいなって言うか、他のジャンルのアーティストの方とご一緒させていただいてたくさん刺激を貰えることは僕らにもジュニアメンバーの子どもたちにも貴重な経験だった。感謝の気持ちでいっぱい」とそれぞれ話す。

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