八戸海洋少年団が「令和3年度八戸海洋少年団 入団式・昇任式」を4月4日、八戸市総合福祉会館で行った。
同海洋少年団は1966(昭和41)年7月に設立。小学生から高校生までの男女の団員が、海を活動の場として子どもの時から海に親しみ、団体活動を通し社会に必要な道徳心を養い、心身ともに健康でたくましい人間の育成を目指す。手旗信号やロープワークを通して海に親しむほか、カヌー・カッターなどのアクティビティーを通し、親睦を深め社会性を高め合う。
式典では新入団員14人(小2=2人、小3=6人、小4=6人)が入団。昇任団員は小2から高3までの24人全員が昇任した。式典は海の少年団体らしい規律あふれるきびきびとした所作で行われた。新入団員には八戸東ローターリークラブから恒例の記念品も授与された。
新型コロナウイルス感染症対策として、全員マスク着用・換気・検温・手指消毒を行った。式次第も今回は簡略化し国家等の歌唱は行わず、新入団員には個々に入団証を授与したが、昇任団員は代表1人のみに授与を行った。最後の記念写真撮影も、撮影される団員・指導者・来賓のみマスクを外し、一切会話をせずに撮影し感染予防対策に努めた。
同団団長の熊谷雄一さんは「コロナ禍の中、海洋少年団の入団式を執り行うことができた。海洋少年団は『海に親しみ、海に学び、海に鍛える』をモットーに、子どもたちの育成のために今まで務めてきた。今年は多くの入団者が入団した。この子どもたちを八戸の海のために鍛えて行きたいと思う」と話す。
新入団した柏崎小学校2年の平田龍太朗さんは「ボートで海を渡ってみたい」、是川小の落合紀也さんは「ドキドキした。話を聞いたり、はっきりと返事をしたりして頑張りたい」、進級昇任した中居林小学校の後藤雅生さんは「まだ分からないこともあるが、昇任したので入団してきた人にも教えてあげたいなと思う」とそれぞれ話す。