居酒屋「居酒屋点」（八戸市岩泉町）が長横町から岩泉町に4月20日に移転オープンした。

　同店は1996(平成8)年5月、居酒屋やスナックがひしめく八戸市長横町にオープン。移転前は60席を構えていた。店主の山田修さんは、常連客が増えたことや新型コロナウイルスの影響などから現在の店舗に移転を決意。よりお客さんに近い店にしようと、カウンター席と上がり席を合わせて12席の居酒屋として再スタートを切った。

　店名の「点」は開業前、店名に悩みながら夜空を見上げると、星が点々ときらめいていたことがきっかけ。その様子を見て、「点と点がつながって線となり、それが面になっていくように」との思いに至り、「点」という店名になったという。岩泉町の新店舗でも、常連客に親しまれた店名を使い続けていくことにした。カウンター席には以前の店舗で使用していたカウンターを移設し、旧店舗の雰囲気も残している。 新型コロナウイルス感染対策として消毒液や仕切りの設置などを講じている。

　山田さんが特に力を入れているメニューは、刺し身とビール。刺し身は山田さん自ら、八戸市や階上町の鮮魚店や市場を巡り仕入れに回る。「自分の目で確かめた刺身を提供したい」と山田さん。 ビールは生ビールの喉越しの良さを楽しんでもらおうと、毎日サーバーをメンテンナンスし、小さい樽で仕入れ、その日のうちに使い切る。大きな樽では日をまたいで品質が低下してしまうこともあるため、仕入れたその日の新鮮さにこだわる。

　山田さんは「刺し身の盛り合わせはいつも新鮮なものを出している。ビールもぜひ楽しんでほしい。一人で来ても仲間や友達に会えるような店にしていきたい」と話す。

　人気メニューは「手羽先のコショー揚」（600円）や「あげだし豆腐」（550円）など。居酒屋らしいメニューをそろえ、価格帯は一品500円～800円が中心。 ドリンクは地酒やチューハイ、ソフトドリンクなどを用意する。 宴会プランは3,500円から。料理7～8品と2時間飲み放題が付く。

　営業時間は18時～24時。日曜定休（予約があれば営業）